合併協議打ち切り、協議会解散へ

既に、新聞各紙で報道されておりますが、新篠津村との合併協議について、7/10に市長が記者会見を行い、新篠津村からの合併協議打ち切りの申し入れを受け入れることとなりました。

昨年から10回にわたって合併協議会が開かれてきましたが、最後まで農業問題で合意が得られず、合併しないという結論に至ったということになります。


全国的な流れとしては、国・都道府県から市町村への権限移譲の受け皿として合併が進められたという側面があります。
人口1万人を下回るような小規模な町村の在り方については、国の地方制度調査会で検討が進められており、道内の小規模町村にとっては、その動向が大変気になることになると考えられます。

一方、江別市としても、今の人口規模のままで様々な権限移譲を受けることができるのかということは、今後の論点の1つになってくると考えられます。

合併協議会、農業問題で合意できず

 今回、継続協議事項となっていた農業問題の調整結果が出てくることで注目を集めた新篠津村との合併協議会ですが、両市村で合意を得ることはできず、合併協議会としては両論併記のままとの結論を得ることになりました。

 今後は、合併協議会の場を離れた両市村での調整ということになりましたが、合併協議会で合意の得られなかった問題について結論を出すことは困難であると考えられます。

 今回合意が得られなかった事で、スケジュール上も地方交付税の優遇措置がある来年3月までの合併は実現困難になりました。

 1年にわたり進めてきた合併協議会ですが、最後まで農業問題、特に通称パワーアップ事業と呼ばれる農地の基盤整備事業についての取り扱いがまとまらなかったことになります。
 新篠津村側としては、パワーアップ事業のH26までの継続が議論の入り口であり、この点の理解が得られないことに不安を感じるということ。
 一方の江別市側は、なぜ将来にわたる事業の継続にまでこだわるのか理解ができないというものでした。
 農業に対する両市村の考え方に加え、現在、農業者の行っている農業の形にも大きな差異があり、相互の理解が進まないままに合併協議に入ってしまったことが、そもそものボタンの掛け違いであったと言えます。

第九回合併協議会

新篠津村との九回目の合併協議会が新篠津村で行われました。

これまで調整された事務事業の一覧表の説明と予算決算の承認が行われましたが、実質的な協議はありませんでした。

会議の冒頭、市長より、農業関係事業の取り扱いについては引き続き協議中であるが、今後のスケジュールを考えると次回(5月)の合併協議会には何らかの提案を行う必要があるとの発言がありました。

また、今後のスケジュールについて、地方交付税の優遇措置を考慮した来年3月末までに合併すると仮定した場合、次のようになるとの説明がありました。
H20年8月 合併協定書の調印
H20年9月 両市村議会での合併議案議決
H20年12月 道議会議決
H21年2月 総務大臣告示
H21年3月 新市発足、新市予算案可決
H21年4月 新篠津村選挙区選挙

その他、道内の他市町村の合併協議の状況について説明がありました。
今年に入っていくつかの自治体で協議が行われつつあるようです。
南幌町−栗山町−由仁町
砂川市−奈井江町−浦臼町−歌志内市−上砂川町
喜茂別町−留寿都村−真狩村
など
北海道の方針としては、市町村の自主的な議論を尊重するというものですが、そのための環境整備を行い、議論が活発化することを期待しているということです。


次回の協議会は、5/28(水)14:00- 新篠津村自治センターで開催されます。

第八回合併協議会

新篠津村との八回目の合併協議会が江別市民会館で行われました。

今回は、農業関係事業の取り扱いについての今後の進め方と、合併協議会自体の今後の進め方について、市長がどのような話をされるかに注目しておりました。

農業関係事業の取り扱いについては、対応を協議中とのことで、今回は具体的な話が出てきませんでした。
今後の合併協議の進め方については、協議が継続中であることから、平成20年度も引き続き合併協議会を開くこととし5回を予定することになっております。

また、今回の協議会では、第2小委員会で協議されていた議員定数についても合意が得られ、合併後に江別市議会の議員の残任期間に限り、新篠津村の区域に設けられる選挙区に定数1人を加え、28人とすることが決まりました。


今後の合併協議会のスケジュール感については具体的な話がなかったので、議会の場で確認したいと思います。


第七回合併協議会

新篠津村との第七回目の合併協議会が新篠津村自治センターにて行われました。

今回、合併協議の最も重要なポイントである農業関係事業の取り扱いについて協議していた第三小委員会からの報告が行われ、協議が行われました。

第三小委員会からの報告では、食糧供給の基地として稲作の規模拡大・生産性アップを村全体で取り組んできた新篠津村と、酪農・畑作・稲作など多様な形態があり都市型農業に転換してきた江別市では、農業政策が大きく異なり、土地改良事業の取り扱いなどについて江別市の方針と新篠津村の方針の両論併記の結論となったと報告されました。

この報告を受けて協議会の場では、新篠津村の委員から、
「土地改良事業は継続事業であり合併時に廃止ということでは村内で地域差が生じ不公平感が出る」
「土地改良事業は最大の行政テーマであり平成26年までの継続が必要」
「合併に関するアンケート結果では、江別市民の間でも農業振興に理解がある意見が多い」
といった意見や、江別市の委員から、
「農地に対する考え方に差異がある」
「江別の農業者も新篠津村のような事業に取り組みたかったが、市の農業政策上できなかった。合併後に新篠津村だけが引き続き継続することは難しい」
「平成26年までの継続は難しい。財源計画を議論すべき」
といった意見が出されました。
意見の隔たりは大きく、協議会の場では結論は出ず、幹事会から次回協議会に今後の進め方を提案するということになりました。

その他、新市まちづくり計画(これまで新市基本計画と呼ばれていたもの)の案が提出され、了承されました。
この計画は、現在の江別市の総合計画を基につくられているため、新しい施策や事業が含まれているものではありません。合併に必要な書類の一部という域を出ていないものに見受けられます。


合併においては、両市村のまちづくりの方向性を一致させることが重要であるというのが、江別市の見解でもありますが、これまでの話し合いの中では、農業政策に大きな差があり、なかなかその差は埋められないというのが正直なところではないでしょうか。

次回の協議会は、2/27(水)に江別市民会館で開かれる予定です。

第六回合併協議会

新篠津村との第六回目の合併協議会が新篠津村自治センターにて行われました。

地域自治区の設置、上下水道事業、前回会長預かりとなっていた村役場の扱いなどについて協議がなされました。
また、10月に両市村で実施した合併に関するアンケートについて単純集計の結果が示されました。

○地域自治区の設置
新篠津村の区域に地域自治区を設置することが確認されました。
地域自治区とは、合併後に地域の意見を反映させるために旧自治体の区域に設置されるものです。今回、新篠津村住民の合併に対する不安への配慮の1つとして提案されました。
その組織、運営については別途協議となっていますが、特別職の区長と最大15人で構成される地域協議会の委員を置き、新市基本計画の執行状況について審議・答申を行ったり意見の述べたりするものと想定されています。
また、設置期間については合併後10年以内とされています。

○上下水道事業
水道については新篠津村が月形町との一部事務組合で運営しており、下水道については制度が異なるため現行の体制と制度を維持することで確認されました。料金については江別市の方が安いのですが、統一せず合併後検討することとなります。
これまでほとんどの事業は江別市の制度に統一し、その負担の割合も江別市に合わせていましたが、なぜ上下水道だけ現行のままなのかという疑問が委員から示され、公営企業会計上統一が難しいこと、月形町との調整ができていないことなどから料金の統一について現時点では方針を示せないことが事務局から説明されました。

○村役場の扱い
江別市役所新篠津村支所とすることで確認されましたが、その規模については業務量を調査することとし、また、特別の事業がある場合は別途協議することとなりました。


意見の分かれる部分は別途協議するという形で確認されているものも多いのですが、協議会で協議すべき事項が今回でほぼ出揃った形となりました。
今後は、小委員会で議論されている議員定数、農業関連事業、中学校の改築の3点について合意を得ることができるか否かが最大の焦点となります。


○合併に関するアンケート
10月に江別市3000人、新篠津村500に配布され、1248人からの回答があったアンケートです。
両市村合計の集計で、67.7%が合併への関心がある、64.6%が合併への取り組みを知っているとの回答がありました。
予想以上に高い数値でしたので、江別市民としても少なからず関心を持って合併について考えて頂けていると思いました。


次回の合併協議会は、1/31(木)14:00-新篠津村自治センターで行われる予定です。

第五回合併協議会

新篠津村との第五回目の合併協議会が江別市民会館にて行われました。

新篠津村における現在の役場のあり方と農業関連事業などについて協議が行われました。
いずれの点も新篠津村側にとって大変重要なポイントであるとのことで、これまで発言されてなかった委員からも発言が相次ぎました。ようやく本格的な協議になってきたという印象を受けました。

○村役場の扱いについて
合併を行う場合、現在の新篠津村の村役場は江別市役所の支所になるわけですが、新篠津村の委員からは単なる出張所という扱いではなく、既存の役割や人員を残せるような形にして欲しい旨の発言がありました。
一方、江別市の委員からは行政の合理化を進めることが合併の効果の1つであるから、合理化を進めた上でどのような行政サービスを行うかを確認すべきという意見が出されました。
会長(三好江別市長)で問題を整理し、再度協議事項としてあげることになりました。

○農業関連事業について
当初から最も合意を得るのが難しいと考えられていた点ですが、今回ようやく協議会にあがってきました。
一番大きな論点は、新篠津村が行っている「持続的農業・農村づくり促進特別対策事業(通称パワーアップ事業)」を廃止するか継続するかです。
この事業は、暗きょ排水、区画整理、土層改良などの事業に対して、北海道と市町村が農家負担を軽減する特別対策を実施しているものです。新篠津村では村全域で取り組んでいますが、江別市では現在は実施していません。
本事業の継続について、新篠津村の多数の委員から新篠津村にとって非常に重要であるとの発言がありました。
一方、江別市の委員からは、投資に対してそれに対応する成果が出ているのかといった意見が出ました。
本件については、小委員会で詳細を議論することとなりました。

協議の中で、江別市・新篠津村の共通委員となっている金子佳弘酪農学園大学教授から、現状分析の議論ではなく、目標が必要であり合併後の将来像の
議論をすべきという意見もありました。

新篠津村にとっては農業の取り扱いがイコール将来を議論することになると思えるので、ようやく本当の合併協議になってきたように感じました。

尚、次回の合併協議会は、12/3(月)14:00-新篠津村自治センターで行われる予定です。

第四回合併協議会

8/22に第4回江別市・新篠津村合併協議会が開かれました。

前回より各種事務事業の協議がなされており、細かい部分の話となってきています。
合併協議会で話し合う協議項目の全体像や継続審議中のものが分かりにくくなってきておりますので、私なりにまとめてみましたので、ご参照下さい。
合併協議状況(pdfファイル)

基本的に江別市の制度に合わせる形で合併協議は進んでおりますが、行政サービス水準は新篠津村の方が高いものも多く、新篠津村の住民の合意が得られるのか否かについては大きな問題だと考えています。

次回の合併協議会は10月中旬以降に開かれる予定です。
図書館や市のホームページにおいて合併協議会の資料や議事録が公開されておりますので、詳細をお知りになりたい場合はそちらもご覧下さい。

第三回合併協議会

新篠津村との第三回の合併協議会が野幌公民館にて開かれました。

合併協議会は、市町村の合併の特例等に関する法律(合併新法)に基づいて議会の議決によって設置される協議会です。
首長、議会の議員、学識経験者などで構成されています。

合併協議会では、
・合併の是非
・法定の協議項目を含めたあらゆる事項の協議
が行われます。

合併の方式としては、新たに新市をつくるわけではなく、新篠津村が江別市に編入される形となることで合意が得られています。

徐々に容易に合意を得られないケースも出てきており、議員定数については小委員会を設けて協議、新篠津村の中学校改築については次回に持ち越しとなっています。今後協議されるであろう農業関係の事業のあり方についても、簡単には合意が得られない可能性があります。


私が危惧する点としては以下の通りです。
・税、保険などは江別市に合わせる形となりますが、新篠津村の住民にとってはこれまでよりも負担が大きくなるケースが多いです。従って、新篠津村側での住民合意が適切に得られるかが大変重要になります。
・合併の是非を含めて協議することになっていますが、大変多くの労力を合併協議に使っているように見受けられます。仮に合併協議が不調に終わった場合、ほとんどが無駄になってしまいます。

江別市にとっても大きな問題ですので、9月の一般質問で取り上げる予定です。


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