9/8の北海道新聞札幌圏面に札幌の人口についての記事が掲載されていました。
札幌への転入超過が予測を上回るペースで続いており、人口減少が始まるのは2020年代前半までずれ込み、ピーク時の人口は200万人に達する可能性が出てきたということです。
札幌市の人口
2010年国勢調査 191万3545人
2015年国勢調査 195万3784人(+40239人)
※ 2010年国勢調査による2015年の社人研の人口推計は193.3万人でしたが、推計よりも2万人ほどプラスになっています。
※ 2015年国勢調査による北海道の総人口に占める札幌市の人口集中の割合は36.3%であり、これは日本の総人口に占める首都圏(一都三県)への人口集中割合の28.4%を超えています。このことからも北海道における札幌市への一極集中度合が分かるかと思います。ちなみに2010年から2015年にかけて北海道の人口は12.3万人減少しています。
札幌市への転入超過数のグラフ(クリックして拡大)
2011年から2015年までの札幌市への転入超過数をグラフにしてみました。
札幌市への転入超過数の特徴として、15-19歳と20-24歳に大きなピークがあること、リタイア世代と考えられる60歳を超える年齢層においても転入超過があることが挙げられます。
進学と就職の年齢である15-19歳と20-24歳は今後も引き続き札幌へ集中してくると考えられますし、60歳以上の年齢においても医療施設が集中している札幌への転入超過の傾向が今後も続くものと考えられます。