8/23,8/24の両日、9月議会(第三回定例会)に向けて各常任委員会が開かれました。
各委員会の議題は以下の通りです(PDFファイル)
経済建設常任委員会
生活福祉常任委員会
総務文教常任委員会
※ 尚、議題の横に[資料]と記載のあるものについては、別途資料が御座います。これらは議会事務局か各担当課にお問い合わせ頂ければ入手可能です。
議会前の常任委員会は次の議会に出てくる予定案件の紹介が主だと思っておりましたが、今回はそれに加えて各種の重要な報告も行われました。
1.土地区画整理事業(経済建設常任委員会)
市内4地区で行われている組合施行の土地区画整理事業の現状についての説明がありました。昨年度、不足金を抱えていた2地区の組合に対する市の支援の是非について議会でも議論となりました(結局、市が保留地を買い取ることで支援を行いました)。
今年度以降については、現時点の収支計画では不足金は生じておりませんが、保留地の売却状況の推移は楽観視できないものとなっています。今後も定期的に議会への報告が求められます。
2.顔づくり事業(経済建設常任委員会)
これまでの経過と今後の予定について説明がありました。高架事業については野幌駅北口仮駅舎の設置などが進められる予定です。土地区画整理事業については今年度中に仮換地の指定まで進む予定となっておりますが、これがどこまで進むかによってその後の予定も変わってくると思われます。
3.旧イトーヨーカ堂店舗(経済建設常任委員会)
イオンのマックスバリューが入るとの報告がありました。11月中にはオープン予定とのことです。
4.江別駅前再開発(経済建設常任委員会)
商業業務棟に入るコールセンターですが、4Fに日本ATMが入ることが決定しました。ただしコールセンターの稼動は来年後半とのことで、4F部分の200ブースのみとなります。3Fには別の企業に打診中とのことです。尚、3,4Fは江別市が企業との間に立って賃貸借契約を結ぶ形になっており、進出企業が決まらない期間は江別市の負担となってしまいます。
また、1,2Fの商業施設については百円ショップやクリニックなどが入ることが決まりましたが、全体の2割程のスペースはまだ埋まっておりません。
9月の議会には江別駅前再開発に関連して、土地の減額貸付、3.5億円の補助金・コールセンター部分賃借料の予算などが議題としてあがってきます。
5.中期財政見通し(総務文教常任委員会)
財政課より今後5年の一般会計の財政見通しの資料が提出されました。単純に事業を積み上げると、今後毎年10億円以上の歳入不足が見込まれる見通しとなっています。
病院の赤字も考慮すると来年度以降は非常に厳しい財政運営を強いられるとと予想されます。
6.市立病院経営状況(生活福祉常任委員会)
6月までの四半期の経営状況の報告があり、計画に達していない実績となっていることが分かりました。計画通りでも単年度で約10億円の赤字となるものですので、このまま推移すると更に赤字額が膨らむ可能性があります。