3月議会(第一回定例会)の最終日が終了しました。
新年度の予算が入りますので、たくさんありますが、最終日に決まった議案は次の通りです。
○全員一致で決まった議案
・H20年度水道事業会計予算
・H20年度下水道事業会計予算
・H20年度病院事業会計予算
・H20年度老人保健特別会計予算
・H20年度基本財産基金運用特別会計予算
・乳幼児医療費助成条例の一部改正
・重度心身障害者医療費助成条例の一部改正
・介護保険条例の一部改正
・手数料条例の一部改正
・地球温暖化防止に向けた森林づくり等の推進に関する意見書
・中小企業底上げ対策の一層強化を求める意見書
○賛成多数で決まった議案
(いずれも共産党議員団を除く賛成多数)
・H20年度一般会計予算
・H20年度国民健康保険特別会計予算
・H20年度後期高齢者医療特別会計予算
・H20年度介護保険特別会計予算
・国民健康保険条例の一部改正
・国民健康保険税条例の一部改正
・後期高齢者医療に関する条例の制定
○報告案件
・江別市土地開発公社H20年度事業計画
・(株)江別振興公社H20年度事業計画
・(財)江別市在宅福祉サービス公社H20年度事業計画
・(財)江別市スポーツ振興財団H20年度事業計画
平成20年度一般会計予算、H20年度病院事業会計予算については私も次のような討論を行いました。
・平成20年度一般会計予算
歳入歳出総額約386億円の全体のバランスから見て、中期財政見通しで見込まれていた収支不足約13億円を、国からの地方交付税の増加による歳入増(見通し対比約6億円プラス)が大きいものの、投資的経費を抑えること(見通し対比約5億円マイナス)で歳出を抑制し、市債発行も抑制すること(見通し対比約2億円マイナス)で対応しており、一定の評価ができる。
(歳入には、貯金である基金の切り崩し約5億円も含まれているが、過去の状況から見て決算ベースでは大幅な取り崩しにはならないと考えられる。)
予算執行にあたって、顔づくり事業の体系だった成果指標の導入を進めること、合併問題について期限内に一定の結論を得るよう努力すること、江別駅前再開発事業によるコールセンター誘致に全力を挙げること、道路特定財源の暫定税率分の一部が入ってこなくなる可能性を想定することを要望する。
このような討論を行い、予算に賛成致しました。
・H20年度病院事業会計予算
平成19年度に発生した不良債務約10億円を長期債務に振り返え、経営健全化計画を策定し、平成22年度黒字化の目標が設定されている。
不良債務の積み上げは、平成21年度の約6億2千万円が最大と見込まれており、この数字は、江別市の連結実質赤字比率を早期健全化が求められる水準にまで悪化させるものではない。
平成19年度後半の医療収益はあがってきており、平成20年度の目標である病床利用率70%は努力次第で達成できるものと理解している。
総合診療内科医が集まる病院として、病院の特色が出せるようになってきており、そのことが更なる医師の確保につながる可能性が高いと考えられ、ようやく明るい兆しが見えてきている。
このような討論を行い、予算に賛成致しました。
私は、与党会派でも野党会派でもなく、会派に所属しない無所属の1議員として、市長提案については常に、是々非々で考えることとしていますが、結果としてみると、予算について市長提案にそのまま賛成しているわけで、本当にこれで良いのだろうかと悩むところも御座います。
今後は、単に、予算全体に賛成・反対ということだけではなく、必要と考えるものについては、修正提案が出来る議員になっていけるように努力しなければいけないと考えています。
(ただし、修正案提出には3名以上の議員の賛成が必要であり、これはこれでハードルが高いものです。また、現在の地方自治法上、予算の提案権は市長に専属しており、なんでもかんでも修正案を出せるわけではありません。)