平成19年度の一般会計と各特別会計の決算の審査が10/20-10/28にかけて決算特別委員会で行われました。
10/20 経済建設常任委員会所管分(建設部、農業委員会、経済部)
10/21 生活福祉常任委員会所管分(消防本部、生活環境部)
10/22 生活福祉常任委員会所管分(健康福祉部、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、老人保険特別会計)
10/23 総務文教常任委員会所管分(監査委員、選挙管理委員会、会計課、議会事務局、教育部)
10/24 総務文教常任委員会所管分(企画政策部、総務部、基本財産基金運用特別会計)
10/28 結審(討論と採決)
○一般会計決算の概要(数値は1000万円の位を四捨五入、()内は前年度比)
・歳入決算額392億円(1.2%増)、歳出決算額388億円(2.2%増)となっています。クリーンセンター長期包括委託事業と江別駅前再開発事業が前年度には無かった大きな事業です。
・歳入については、一般財源の主要な柱である市税収入と地方交付税についてみると、市税収入は127億円(9.4%増)、地方交付税額は94億円(5.8パーセント減)となっています。所得税から市民税への税源移譲により、独自の財源である市民税は増えましたが、その分、国から入ってくる交付税は減っています。
・歳出については、義務的経費(人件費、社会福祉制度に関する費用、公債費)が185億円(0.2%減)、投資的経費(学校改修、道路橋梁改修など)27億円(7.7%減)、その他の経費(物件費、補助費、繰出金など)176億円(6.6%増)となっています。
・借金である市債の発行額は24億円(32.6%増)、元利償還金は49億円(5.6%減)となり、市債現在高は400億円(4.1%減)となっています。元利償還が大変なため、近年はあまり大きな借金はしていません。
・市の財政を表す代表的な指標を見てみると、財政力指数(過去3年平均)0.529(0.017増)、実質公債費比率14.6%(指標の定義変更により前年度との比較はできません)、経常収支比率93.1%(3.2ポイント増)となります。
平成19年度の単純な収支は黒字となっていますが、昨年度からの繰越金などを差し引くと、実質的な単年度の収支は5億6千万円の赤字となり、貯金である財政調整基金を2億4千万円切り崩しています。
(江別駅前再開事業に使った貯金が多いですが、これは過去に江別駅前活性化の目的で寄付金があったものを貯金として取っておいたものです)
江別市は他市と比較すると、貯金である各種基金残高が比較的多くなっていますが、今後の推移には注意が必要です。
○決算の採決の結果
一般会計、国民健康保険、介護保険 共産党を除く賛成多数で認定
老人保健、基本財産 全員賛成で認定
※ 決算特別委員会での審査を受けての本会議での議決は12月議会の初日に行われます。