今回の一般質問は、札幌広域圏組合と北海道市町村総合事務組合という2つの一部事務組合について、ふるさと納税について、前回に引き続き道の駅について取り上げました。
1.札幌広域圏組合について
○札幌広域圏組合の事務の内容は?
札幌市を含む石狩管内8市町村で構成された一部事務組合で、広域市町村にまたがるソフト事業を行いながら圏域全体の振興を図ることを目的に平成9年に設立された。
事業は、札幌ふるさと市町村圏基金15億円の運用基金により実施しており、江別市も基金に8070万円、運営費負担に毎年68万円を負担している。
広域圏組合では、合同の職員研修、首都圏などでの観光客誘致活動、農業体験交流、観光・イベントPRなどを行ってきている。
○行っている事業がバラバラで一部事務組合である必要はないのではないか?
圏域内の連携を強め圏域全体の均衡ある発展を図るには、複合的一部事務組合という体制のもとで取り組むことが効果的と考えている。
○国においてはふるさと市町村圏の制度は既に廃止されている。今後、見直す考えは?
広域行政の必要性はこれまで以上に高まる。どのようなあり方が望ましいのかについては今後しっかりと議論していく必要があると考えている。
2.北海道市町村総合事務組合について
○事務の内容は?
市町村に代わって消防団員等の公務災害補償の給付を行う全国組織である消防基金に対する事務を共同処理している。
○北海道市町村総合事務組合に支払っている負担金の内訳は?
466万円が消防基金への掛金、82万円が一部事務組合の事務経費である。
○事務経費の額は妥当なのか?
消防基金への上乗せ保障分があり、大災害に備え道内と同じ制度が得策であると考えている。
○江別市自前でも行える事務なのではないか?
具体的な事項を検討しなくては対応が難しいと考えている。事務の流れ、運用の仕方についてはいろいろな考えを一部事務組合へ伝えていきたい。
3.ふるさと納税について
○昨年度のふるさと納税の件数は?
9件、229万円の寄付があった。道内主要都市13市との比較では件数で11番目、金額で8番目となっている。
○Yahoo公金支払サービスの導入によるクレジット払いについての考えは?
夕張市で実施しており全体の1割程度がYahoo公金支払サービスと聞いている。
インターネットによるクレジット払いを用いた収納システムの開発は今後の課題であり、市税を含めた公金全体で考えるべきだが、ふるさと納税単独での実施について他市の事例も考慮しながら検討していきたい。
○ふるさと納税を市民活動への寄付金に充てる仕組みづくりの考えは?
寄付者の意向によっては市民活動分野への活用も可能であるが、これまでのところそうした希望はない。市民活動支援策としては、市民活動センターを核として相談や場の提供を行っているほか、資金面での支援として協働のまちづくり活動支援事業を実施している。
ふるさと納税制度はまだ二年目なので今後引き続き研究していく。
4.道の駅について
○道の駅の効果の認識について?
観光客誘致、特選物のPRや販売促進など経済効果を含めて多くの波及効果が期待できると考えている。
○具体化へのやる気は?
以前も実際にやるために具体的に検討しているが、物理的な問題とともに、関係団体の方々のご理解が必要である。市としてはやりたい、進めたいと言う方向なので皆様のご理解を得ていきたい。
○民間から道の駅参入の意向があった場合の対応は?
そのようなお話があった場合は、実現の可能性について関係機関と協議をしていきたい。