江別市議会議員 岡英彦のブログ

江別市議会議員、岡英彦のブログです。
2023/5/1より4期目の任期を迎えています。
議会運営に関する検討課題2010その9
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       1/27に議会運営委員会が開かれ、「議会運営に関する検討課題」について審議が行われました。

    1. 議会基本条例
     条例案たたき台づくりのワーキンググループより、10章22条の「(仮称)議会基本条例のたたき台」が委員会に提出されました。5名のワーキンググループの委員が、半年以上かけて全12回の会議を行いまとめられたものです。
     江別市議会において議員が主体となって条例案をまとめたのは初めての取り組みであり、 ワーキンググループに参加された議員の皆様のご努力に敬意を表します。

     条文には、目的、議会及び議員の活動原則、市民と議会の関係、委員会の活動、政務調査費、議会改革、議会及び事務局の組織体制整備、議員の政治倫理、議員定数及び報酬等、最高規範性及び見直しの各章から成っており、一般的に議会基本条例に含まれると考えられる内容を網羅しています。
     議会基本条例の3要素とも言われる、議員同士の自由討議、市民との意見交換の場づくり、陳情・請願に対する意見陳述機会の確保についても一部は努力規定となっているものの盛り込まれており、たたき台として十分な内容と考えられます。

     今後は、議会運営委員会の場でさらに協議が進められ行くことになりますが、4月までの任期の中では、たたき台に対する課題などの洗い出しまでできればというところだと思います。しかしながら、このようなたたき台が出来たことによって、改選後の議員の皆様にとっても議論の土台となり議論が進んでいくものと考えられます。
     また、実際の条例案としていくためには、当然のことながら、市民の皆様からのご意見も伺い反映させていく必要があると考えています。

    (資料)
    (仮称)議会基本条例のたたき台
    ※ 議会運営委員会の資料は行政の提出資料とは異なり、今のところそのままでは出せませんので、この資料は私の方で条文を入力しなおしたものです。議事録が整い、情報公開請求で資料を入手次第、改めて公開したいと思います。

    (参考となるホームページ)
    自治体議会改革フォーラム」 全国の議会基本条例の制定状況が分かります。
    東京財団」 前栗山町議会事務局長の中尾さんが研究員として議会改革を取り上げています。

    2. 一般質問の一問一答方式
     これまで、一年程度の試行期間を設ける形で一問一答方式を導入するということで合意がなされておりますが、以下の項目について引き続き協議が行われています。

    2-1. 質問形式
     一回目を総括質疑総括答弁とするか、一回目から一問一答方式とするか。
    (傍聴の市民の皆様に分かりやすいことが一問一答方式の目的の1つだと思われますので、一回目が総括質疑総括答弁だと現状とあまり変わらず、なんとかここは一回目から一問一答方式にして頂きたいところです。)
    2-2. 質問回数
     1項目について3回までとするか回数制限を設けないか。
    2-3. 質問時間
     質問時間のみで一人当たり45分をどうするか。
    2-4. 反問権
     行政側の反問権を認めるか否か。

    | 岡英彦プロフィール | - | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0)
    第一回臨時会(2011年1月)前の各常任委員会
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       国の「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」に関する補正予算が昨年11月に成立しており、各自治体に配分される地域活性化交付金が設けられています。
       江別市としても、関連する補正予算を審議するため、1/18に臨時会が開かれることになりました。
       臨時会に提出される補正予算の概要について生活福祉常任委員会、経済建設常任委員会、総務文教常任委員会の3常任委員会で説明が1/11,12に行われました。
      (市議会は、3,6,9,12月の年4回、定例会が行われますが、今回のように緊急を要する案件の場合、臨時会が開かれます。)

      各委員会の議題一覧(PDFファイル)
      経済建設常任委員会
      生活福祉常任委員会
      総務文教常任委員会

      ○地域活性化交付金(きめ細かな交付金)
       地域活性化交付金の中で、地域の活性化ニーズに応じて、きめ細かな事業を実施できるよう支援を行うとされている「きめ細かな交付金」と呼ばれるものです。江別市には、約7300万円交付されます。
       道路の路面改修工事(4600万円)、市立保育園内壁・トイレ等改修(約1000万円)、市営住宅修理(約1300万円)など、交付金に市債を組み合わせ約1億3500万円の補正額となります。

      ○地域活性化交付金(住民生活に光をそそぐ交付金)
       地域活性化交付金の中で、これまで住民生活にとって大事な分野でありながら、光が十分に当てられてこなかった分野(地方消費者行政、DV対策・自殺予防等の弱者対策・自立支援、知の地域づくり)に対する地方の取組を支援するとされている「住民生活に光をそそぐ交付金」と呼ばれるものです。江別市には、約2000万円交付されます。
       消費者相談センターの相談室整備等(約540万円)、学校図書館全校のデータベース化(300万円)、情報図書館改修(約1500万円)など、一般財源を組み合わせて約5300万円の補正額となります。内、約2300万円は来年度と再来年度に雇用対策として活用するための基金を設置します。

      ○その他
       3番通り舗装改修工事(6000万円)、第二小・大麻小・東野幌小の耐震化(約9500万円)の2事業約1億5500万円を追加。
       地域活性化交付金を加えた補正額合計は約3億4300万円となります。

      ○平成22年度全国学力・学習状況調査結果
       総務文教常任委員会で平成22年度全国学力・学習状況調査の結果が報告されました。小学校6年生と中学校3年生を対象に国語と算数・数学のテストが4月に実施されているものです。平成19年度から全国の全ての学校で行われていましたが、平成22年度から約3割の抽出調査となりました。ただし、札幌市を除く道内においてはほぼ全ての学校が本調査に参加しています(江別市は全小中学校が参加)。
       江別市における調査結果の概要は、小学6年生において国語・算数とも全国平均を若干下回り、中学3年生において国語・数学とも全国平均を上回るというもので、これまでと傾向は変わっておりません。
       尚、都道府県別の平均正答率では北海道はいつも下位となっておりますが、江別市や札幌市の場合、全国平均とほぼ同程度か上回っていますので、北海道平均の見方には注意が必要です。

      | 岡英彦プロフィール | 常任委員会 | 21:54 | comments(0) | trackbacks(0)
      市トップ年頭のあいさつ2011
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         昨年非常にアクセスの多かった新年交例会などでの市長のあいさつのご紹介。
         今年も何度か市長の年頭の挨拶を伺う機会がありましたので、その中からトピックをご紹介します。
        (メモを取っているわけではないので、あくまで岡の記憶の範囲ではこのようなお話をされていたという位置づけでご覧下さい)

        ・鈴木北大名誉教授ノーベル賞受賞
         昨年の最も明るいニュースは、大麻在住の鈴木北大名誉教授がノーベル化学賞を受賞されたこと。文教のまちである江別市民の名誉である。新たに江別市特別栄誉賞を創設し、2月に授与式を行う。また、先生に子ども向けの講演をお願いしたい。

        ・経済情勢
         日本経済は未だデフレを脱却できず、経済情勢は大変厳しい。平成23年度の地方交付税は今年度と同額が確保される見込みだが、今後は減少が避けられないと考えている。
         江別市独自の財源確保のためにも、企業誘致と人口増のための政策が重要である。

        ・市内経済活性化
         市内の多くの団体から要望のあったプレミアム建設券への補助を決めた。家の新築・リフォームに関する工事は多くの経済波及効果があるので、有効に使って頂きたい。

        ・企業誘致
         昨年は、RTNパークに食品加工工場が進出し、新たに電気機械の工場の立地も決まった。
         江別駅前のえべつみらいビルでは、入居している企業の業務が拡張され雇用が更に増えることとなる。
         また、国の経済特区への提案として、北海道経済連合会が札幌市・函館市・帯広市・江別市が含まれた北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区を提案している。市内経済活性化に繋がるものと期待している。

        ・人口増
         駅周辺に高齢者向け施設をつくり住み替えを促していく必要がある。保育園の整備といった子育て施策も重要である。

        ・市立病院
         昨年4月に循環器の医師3名を確保することができた。
         産婦人科も3人体制となり、今後、特定不妊治療を開始することとなる。
         ここまで病院の体制が整ってきたことは高い評価を受けている。

        ・顔づくり事業
         今年11月頃に野幌駅新駅舎が完成する。
         8丁目の道路拡幅事業も決定し、区画整理事業もいよいよ本格化していくこととなる。

        | 岡英彦プロフィール | - | 23:40 | comments(0) | trackbacks(0)

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