国の「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」に関する補正予算が昨年11月に成立しており、各自治体に配分される地域活性化交付金が設けられています。
江別市としても、関連する補正予算を審議するため、1/18に臨時会が開かれることになりました。
臨時会に提出される補正予算の概要について生活福祉常任委員会、経済建設常任委員会、総務文教常任委員会の3常任委員会で説明が1/11,12に行われました。
(市議会は、3,6,9,12月の年4回、定例会が行われますが、今回のように緊急を要する案件の場合、臨時会が開かれます。)
各委員会の議題一覧(PDFファイル)
経済建設常任委員会生活福祉常任委員会総務文教常任委員会
○地域活性化交付金(きめ細かな交付金)
地域活性化交付金の中で、地域の活性化ニーズに応じて、きめ細かな事業を実施できるよう支援を行うとされている「きめ細かな交付金」と呼ばれるものです。江別市には、約7300万円交付されます。
道路の路面改修工事(4600万円)、市立保育園内壁・トイレ等改修(約1000万円)、市営住宅修理(約1300万円)など、交付金に市債を組み合わせ約1億3500万円の補正額となります。
○地域活性化交付金(住民生活に光をそそぐ交付金)
地域活性化交付金の中で、これまで住民生活にとって大事な分野でありながら、光が十分に当てられてこなかった分野(地方消費者行政、DV対策・自殺予防等の弱者対策・自立支援、知の地域づくり)に対する地方の取組を支援するとされている「住民生活に光をそそぐ交付金」と呼ばれるものです。江別市には、約2000万円交付されます。
消費者相談センターの相談室整備等(約540万円)、学校図書館全校のデータベース化(300万円)、情報図書館改修(約1500万円)など、一般財源を組み合わせて約5300万円の補正額となります。内、約2300万円は来年度と再来年度に雇用対策として活用するための基金を設置します。
○その他
3番通り舗装改修工事(6000万円)、第二小・大麻小・東野幌小の耐震化(約9500万円)の2事業約1億5500万円を追加。
地域活性化交付金を加えた補正額合計は約3億4300万円となります。
○平成22年度全国学力・学習状況調査結果
総務文教常任委員会で平成22年度全国学力・学習状況調査の結果が報告されました。小学校6年生と中学校3年生を対象に国語と算数・数学のテストが4月に実施されているものです。平成19年度から全国の全ての学校で行われていましたが、平成22年度から約3割の抽出調査となりました。ただし、札幌市を除く道内においてはほぼ全ての学校が本調査に参加しています(江別市は全小中学校が参加)。
江別市における調査結果の概要は、小学6年生において国語・算数とも全国平均を若干下回り、中学3年生において国語・数学とも全国平均を上回るというもので、これまでと傾向は変わっておりません。
尚、都道府県別の平均正答率では北海道はいつも下位となっておりますが、江別市や札幌市の場合、全国平均とほぼ同程度か上回っていますので、北海道平均の見方には注意が必要です。