江別市議会議員 岡英彦のブログ

江別市議会議員、岡英彦のブログです。
2023/5/1より4期目の任期を迎えています。
H23年6月議会(第二回定例会)最終日
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     6/30、第二回定例会(6月議会)の最終日となり、今議会で審議されていた議案の採決が行われました。

    1. 補正予算
    一般会計補正予算(みどり保育園の建替え、3億8427万円の追加)
    下水道会計補正予算

    2. 条例
    児童福祉施設設置条例の一部改正(建替えのためみどり保育園を社会福祉法人へ譲渡することによる改正)
    市税条例の一部改正(震災による住宅ローン控除の延長)

    3. その他
    財産の無償譲渡(建替えのためみどり保育園を社会福祉法人へ譲渡)

    以上、一般会計補正予算は共産党議員団の除く賛成多数で可決
    それ他は全会一致で可決

    4. 陳情
    4.1 江別市におけるUR大麻園町・宮町・中町団地居住者の居住の安定を求める意見書の採択についての陳情
     経済建設常任委員会で審議された通り、全会一致で可決されました。

    5. 意見書
    UR団地居住者の居住の安定を求める意見書
    東日本大震災の復興支援と総合的な復興ビジョンの策定を求める意見書
    公立学校施設における防災機能の整備推進を求める意見書
    免税軽油制度の存続を求める意見書


    ようやく改選後の初定例会が終了しました。5月の臨時会、6月の定例会と議会の日程が続いておりましたが、次の定例会までは少々時間がありますので、7月・8月は落ち着いて仕事に取り組みたいと思います。

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    H23年6月議会(第二回定例会)の予算特別委員会
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       今年は市長の改選期に当たったため、3月の当初予算は骨格予算と呼ばれるものとなっており、今回の6月議会の中で6/24と6/28に予算特別委員会が開かれ、肉付けの予算が審議されました。ですが、財政状況の厳しさを反映し、総額としては肉付け部分の予算はほとんどありません。
      (当初の一般会計予算総額386億4500万円に対して、今回の補正予算は3億8427万円となっています。)

      ○防災関連経費
       被災地への職員派遣、防災備蓄物資の購入、避難所雲煙訓練の実施などの経費が追加されています。

      ○みどり保育園の建替え
       緑町のみどり保育園は公設民営で運営が行われておりますが、現在運営を行っている社会福祉法人に建物を無償譲渡し、園舎の建替えが行われます。
       新園舎はH25年から利用予定であり、定員が30名増の120名となり、一時預かりや障がい児保育も実施される予定です。
       新園舎は現在の緑町老人憩の家の場所に建てるため、事前に老人憩の家も現在の保育園の駐車場部分に新築移設することとなります。

      ○放課後児童会への補助対象拡大
       これまで小学4年生から小学6年生までを放課後児童会に受け入れても補助対象外でしたが、新たに補助対象となります。

      ○夏休み冬休み期間中の学習サポート
       これまで退職教員を講師にした放課後学習が行われておりますが、新たに夏休みと冬休みの期間の5日間の学習サポートを行うこととなりました。市内全小中学校が対象となり、希望する児童生徒が受けられます。

      ○スクールソーシャルワーカーの配置
       不登校などの児童生徒のサポートのために、新たに社会福祉士などの資格を持つスクールソーシャルワーカーを2名配置することとなりました。児童生徒の家庭を訪問するということは、これまでほとんど出来ておりませんでしたが、スクールソーシャルワーカーは実際に家庭を訪問し、関係機関と調整を取り、問題解決を図る役割を担います。

      ○RTNパークの下水道整備
       企業誘致の努力が続けられている西野幌のRTNパークですが、食品関連産業にも誘致の幅を広げたことで、下水の処理能力が不足する可能性が出てきました。今後を見込み、3年計画で新たな下水道を整備することとなります。

      ○顔づくり事業
       野幌駅南通第2工区と天徳寺通の現況測量と駅周辺の自転車利用の実態調査が追加となりました。野幌駅南通第2工区と天徳寺通はH25年度以降に事業を実施する計画ですが、どこまでが道路になるのか正確な情報を知りたいという地域からの要望があり、現況測量を行うことになっています。

      ○次期総合計画策定準備
       市の最も基本となる計画である総合計画はだいたい10年置きに基本構想が策定されますが、次期総合計画はH26年度からのスタート予定です。
       そのため今年度から策定のための準備作業が進められます。自治基本条例制定後の初めての総合計画策定であり、しっかりとした市民参加が求められます。

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      H23年6月議会(第二回定例会)の一般質問
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         今回の一般質問では、東日本大震災を受けまして、被災地及び被災地支援について、学校及び市役所本庁舎の耐震化について質問しました。また、4月の市議会議員選挙の低投票率についても質問しました。

        1. 被災地の支援について
        岡 「震災直後から職員の派遣を行っているが、市独自の職員派遣を更に行うべきではないか?」

        総務部調整監 「これまで消防本部の救急隊、救助隊をかわきりに、医療支援チーム、水道・下水道の技術職員、建設部の応急危険度判定士、建築技師を派遣し、8月下旬までは行政職員4〜5名を2週間交代で石巻市に派遣している。派遣総数は67名になる予定である。」

        市長 「医療支援チームと行政職員の派遣については、今回初めて市独自で派遣した。これまでの派遣は今後の江別の災害対応に必ず役に立つと考えている。現在予定している8月以降も可能な限り派遣をしていきたい。また、派遣した内容を職員の研修で使えるように努力していきたい。」

        岡 「市内にある大学の中で、学生の災害ボランティアを派遣する取り組みについて、交通費を助成するなど支援を行えないか?」

        総務部調整監 「学生の皆さんが災害ボランティアとして得難い経験を積むことは非常に有益であると認識している。派遣状況や支援要望について、大学から伺うこととする。」

        岡 「現地に入っているNPO等に職員派遣などの支援を行えないか?」

        総務部調整監 「災害復興において市民活動団体がどのような役割を担っているかを知ることは、災害時の受け入れ態勢整備の上で非常に重要であり、これらの団体の先駆的な取り組みに関し、積極的に情報を収集し今後の防災対策に活かしていきたい。NPOに対する職員の派遣については、現行法上でどのような手法が可能か研究していく。」

        2. 避難されている被災者の支援について
        岡 「避難されている被災者の状況把握の方法は?」

        総務部調整監 「転入届や生活相談、転校などの際に、聞き取り調査を行ってきている。また、早急に、状況把握を目的に避難されている方々の訪問調査を行う。尚、道の調査では、6/10現在、全道75市町村に648世帯、1736人が避難されている。」

        岡 「避難されている被災者の方を非常勤職員として採用してはどうか?」

        総務部調整監 「訪問調査を実施し、就労を希望される方については、緊急雇用創出推進事業で募集する短期雇用について情報提供を行う。また、臨時・非常勤職員の採用についても検討していく。」

        3. 学校及び市役所の耐震化について
        岡 「レンガ造校舎以外の学校については耐震化の目途がついた。今後は、いよいよ具体的なスケジュールを立て、レンガ造校舎の耐震化を考える必要があるのでは?」

        教育長 「震災を受けて、子どもたちにとって安全で安心な環境で教育を受けられることが何より大切なことであると認識し、災害に強い環境づくりに改めて意を強くした。
         レンガ造校舎については、現在教室として使用しており、適正配置計画による統廃合に含まれない学校については、今年度に結論の出るレンガ造校舎の耐震化の手法の結果を受けて、早急に一定の判断を行うべきと認識している。
         また、H27年度までの間、国の新たな交付金制度が創設されており、これらを活用し、学校の耐震化を推進していく。」

        岡 「災害時に役所がしっかりと機能することの重要性が今回の震災で改めて認識された。学校が優先だが、市役所本庁舎の耐震化も具体的に進める必要があるのではないか?」

        市長 「昨年度の耐震診断で本庁舎は震度6強から震度7の地震で、致命的損傷の生じる可能性が高いとの結果が出ている。庁舎については窓口事務の総合化、効率的な行政執行など幅広い検討が必要なので、早急に検討委員会を立ち上げ、検討に入る。」

        4. 市議会議員選挙の低投票率について
        岡 「50%を切る投票率は民主主義の危機とも言える。市長としてどのように認識しているのか?」

        市長 「今回の市議会議員選挙における投票率が49.45%になったことは非常に残念に思っている。選挙は今後の自分たちの身の回りの生活やあり方を決める代表を選出する大切な機会であり、地方選挙は身近な選挙であることからより一層多くの方々に政治や選挙に関心を持って頂きたいと考えている。」

        選挙管理委員長 「低投票率の要因については、政治の不安定感などが影響したのではないかと思われる。震災の影響も少なからず見られ、なぜこの時期に選挙を行うかなどの意見が十数件寄せられた。また、この1年8ヶ月の間に5つの選挙が集中しており、選挙と選挙の間が短いことは投票率の低下につながる傾向が全国的にも見られる。」

        岡 「低投票率を防ぐための今後の取り組みは?」

        選挙管理委員長 「今年度からは出前講座を活用し、小中学生を対象に選挙が身近なものであることや、その重要性について説明する機会を設けてもうらうよに、市内各小中学校に要請していく。また、今回の選挙では明るい選挙推進委員のメンバーとともにイメージキャラクターめいすいくんを活用し市内各駅での街頭啓発に努めた。」

        ※ 尚、総務部調整監とは、この6月から新設された部長級のポストで、危機管理・防災を専門に担当します。

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