2/20に、第一回定例会(3月議会)に向けて経済建設常任委員会と生活福祉常任委員会が開かれました。
○各委員会の議題一覧(PDFファイル)
経済建設常任委員会生活福祉常任委員会○経済建設常任委員会
1. 水道の基幹管路の耐震化
市内に約103kmある水道の基幹管路の耐震化は4.8%となっていますが、来年度以降、老朽化した管路を更新していくことになりました。平成30年度までに昭和40年代前半につくられた管路を更新し、その後も継続して更新工事が行われる予定です。
2. 工場立地法の緑地面積率等の緩和
国からの権限委譲により、工場立地法の緑地面積率等を市の条例で緩和できるようになりました。敷地面積9000平方メートル以上、建築面積3000平方メートル以上の工場(市内には24工場)は工場立地法により緑地面積率が敷地面積の20%以上などと定められています。
市が新たに制定する条例では、食品関連企業に限り、この条件を10%以上に緩和するなどの基準が設けられることになります。市が進めている食品関連企業の誘致を後押しするものとなります。
3. 大麻銀座商店街へのトライアル出店
旧ラルズマートの後継店としてトライアルカンパニーが決定し、3月に開店予定です。道内15店目の出店となりますが、今回のお店は24時間営業の日用品と食品を中心としたバラエティストアタイプということで道内では初めての形態です。約60名のパート社員が雇用される予定です。
4. 顔づくり事業の進捗
ポスフールの横に繋がる中原通りが3/12に開通予定となります。
また、区画整理事業はH23年度末で事業費ベースで23%の進捗、仮換地指定は50筆(45%)、物件移転が25件(27%)となるとの報告がありました。仮換地指定はH22年度末と比較すると25ポイントアップとなっています。
5. 今シーズンの降雪状況
2/20現在で降雪量523cm、積雪量106cm、除雪の一斉出動回数15回となっており、昨年と同様の大雪となっています。1月下旬から2月上旬にかけての降雪が多くなっており、自治会排雪の排雪量は例年の1.8倍となっています。
当初予算では不足した除排雪予算を確保するため、2/9に専決処分(緊急の場合に議会の議決を経ずに市長が決めるもの)として2億3千万円が追加されています。
○生活福祉常任委員会
1. 災害概況
昨年の市内の災害概況が消防本部より報告されました。火災は19件増加の43件で、放火やガスコンロ、車両火災が増えています。救急搬送は208件増加の3643件で、65歳以上で約5割、軽症が約4割となっています。
2. 外国人登録
H24年7月9日に外国人登録制度が廃止され、3ヶ月を超えて滞在する外国人は住民基本台帳に載ることになります。現在市内には、約380人の外国人が居住されています。
3. 知的障がい者生活実態調査
札幌で姉妹が亡くなった事件を受けて、療育手帳を持っている方への生活実態調査が行われました。
市内で療育手帳のA判定またはB判定を持っている方は966人いらっしゃいますが、この内、障がいや介護のサービスを利用している方、18歳未満で保護者と同居の方、65歳未満で3人以上同居の方などを除く、単身者やご家族が高齢な方は、40人となります。
電話がけにより38人とは連絡が取れいずれも社会と何かしらの繋がりがあることが確認されており、残り2人にも訪問調査を行う予定です。今回初めてこのような調査が実施されましたが、今後も年に1度は行っていく予定となっています。
4. 介護保険料
介護保険料は介護サービスの需要、施設の整備状況などにより3年毎に見直しが行われ、今年が改定の年になります。所得により保険料は変わりますが、基準額(本人が市民税非課税の方で、他の世帯員が課税されている方)は、月額4520円となり、これまでより540円上がることとなります。
これは今後もサービスの需要の増加が見込まれることと、過去3年で特別養護老人ホームなど比較的大きな規模の介護施設を整備してきたことによります。
今後の3年では、大きな規模の介護施設の整備は見込まず、グループホームや地域密着型の比較的小規模の介護施設を整備していく予定です。