江別市議会議員 岡英彦のブログ

江別市議会議員、岡英彦のブログです。
2023/5/1より4期目の任期を迎えています。
H24年7月の常任委員会
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     7/19から7/25にかけて各常任委員会が開かれました。毎年、この時期に、学校や農作物の生育状況の調査が行われるものです。各委員会開催時にその他の報告案件もありましたのでトピックを報告します。

    各委員会の議題一覧(PDFファイル)
    総務文教常任委員会
    生活福祉常任委員会
    経済建設常任委員会


    ○総務文教常任委員会
    1. 計画停電の対応
     7/23から9/14までのお盆を除く平日に電力の需給状況により計画停電が実施される可能性がありますが、市関連施設は市役所や市立病院など4割の計画停電から除外される一方、給食センターや地区センターなどが計画停電の対象に含まれています。
     計画停電が実施される可能性は低いと考えられますが、実施される場合は、簡易給食で対応するなどの措置が取られる予定です。


    ○生活福祉常任委員会
    1. 不活化ポリオワクチンの導入
     過去に何度か陳情としてもあがってきていた課題ですが、国は今年9月より不活化ポリオワクチンの導入を決定し、市が実施している定期接種に位置付けることとなりました。
     これまでの生ポリオワクチンは春と秋の年2回、集団接種を行っておりましたが、不活化ワクチンは市と契約する医療機関で随時接種できる形となります。また、生ワクチンは2回の接種が必要でしたが、不活化ワクチンは20日から56日の期間をおいて3回の接種と、更に半年以上の期間をおいて1回の接種と合計4回の接種が必要となります。
     現在の3種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンを加えた4種混合ワクチンも、今後導入される見込みとなっています。


    ○経済建設常任委員会
    1. グリーンツーリズム計画
     江別市ではH20年策定されたグリーンツーリズム計画に沿って、ここ最近農村地域にファームレストランなどがオープンしてきていますが、農作業体験施設などの設置希望が増えてきているとのことで、グリーンツーリズム計画が一部改訂されることとなりました。
     農業振興地域では建物の建設などの開発が厳しく制限されているため、市が策定するグリーンツーリズム計画に記載されることによって、ファームレストランの建物などを建てることが可能となります。グリーンツーリズムによる交流人口目標も上方修正されており、農と食が身近な都市という江別の特徴が出てきていると言えます。

    | 岡英彦プロフィール | 常任委員会 | 12:22 | comments(0) | trackbacks(0)
    H24年6月議会(第二回定例会)の一般質問
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       今回の一般質問では市の将来人口推計について、 自治基本条例の検証について、地域資料の電子出版について質問しました。

       尚、今回の一般質問から一問一答制度が導入され、岡も一問一答制で質問を行いました。2回目以降の質問を項目毎に聞いていくことになるので、質問する側も、傍聴している側も明らかに分かりやすくなっていると感じています。


      1. 市の将来人口推計について

      岡「市の最新の人口推計結果はどのようなものか?」

      企画政策部長「平成26年度からの新しい総合計画の策定にあたり、えべつ市民未来会議で検討頂いており、10年後の人口の変化を理解頂くために平成35年度の将来推計を行った。その結果、平成22年の国勢調査人口が123,722人であったものが、平成35年には114,864人となり、約7.2%減少するという推計になっている。全国推計を上回るペースで人口減少が進むと予想される。前回の推計よりも少子化、高齢化の傾向が強まっていると理解している。今後、この将来推計の結果を広く周知していきたい。」

      岡「人口減少を迎える中、札幌圏に位置する江別市としては都市間競争により人を呼び込んでくるという考え方が必要になっている。30代・子育て世代を中心に次々と新しい取り組みをしていく必要があるのではないか?」

      市長「地域での競争に勝つための道を探しながら攻めていく、人口減少対策も自治体間の競争のひとつであると考えている。そこに勝たなければ江別の発展はないとこれまでもお話ししてきた。江別では出生数と比べて、1歳・2歳の子供の数が増えているという実態がある。ここに江別の進むべき方向性があるということで、昨年、江別の魅力を勧めるため、子育てや保育に関する情報を中心に市の魅力をPRするパンフレットを札幌市内の幼稚園や保育園に配布するなど情報発信に努めてきた。これらの検証をした上で、次の対応をしていかなければならないと考えている。住み替え支援等の住宅政策や就労場所の確保の取り組みを合わせ、市を挙げて魅力あるまちづくりを進めていく。」

      岡「江別は住環境の良さ、子育てのしやすさでは札幌に対して優位性を持てる状況にある。札幌に比べて行政の組織も小さいことから、小回りのききの良さや意思決定の速さ、様々なアイデアの実践といったところで勝負していく必要があると考えるがいかがか?」

      市長「施策の実施にあたって経済情勢を見定めたスピード感が大事という点は同感である。また、将来を見据えた先見性も重要である。ともすれば一度やってみるだけという事業が出る可能性もあるので、将来を見据えて、成果の方向性が出れば直ちに進むといったことも重要である。」


      2. 自治基本条例の検証について

      岡「自治基本条例の検証の進め方は?」

      市長「平成21年に自治基本条例が制定され、4年を超えない期間ごとに検討を行い、その結果に基づいて見直しを行うこととなっている。自治基本条例に関する市民アンケートを実施し、継続的に意見を頂くモニター制度を試行する。学識者・有識者・市民委員など7名程度の自治基本条例検討委員会を設置し、条例の規定全体について検討頂く。」

      岡「自治基本条例で別に定めると規定されている市民参加や市民協働に関する条例についての考えは?」

      市長「市民参加は大きな課題ではあるが、それ以前に先ず市民に自治基本条例を知って頂くことが必要だと考えてきた。これまで市民向けのセミナー、啓発パンフレット、出前講座といったところでPRをしてきた。市職員にも研修等で周知を図ってきた。これらの周知のもとに市民参加条例の検討がなされるものと考えており、現在は周知の段階と考えてきた。これらの結果を踏まえ、市民参加条例の必要性を自治基本条例検討委員会などで検討いただくことになる。」

      岡「検討委員会の中で市民参加に関する条例も必要であるという答申が出た場合の対応は?」

      市長「検討委員会で出た様々な意見を踏まえて、今後の自治基本条例の見直しを行っていく。市民参加に関する条例が必要であるという意見が出された場合、それに向けて進めていく。」


      3. 地域資料の電子出版について

      岡「地域の歴史や文化財などを紹介した地域資料の現状とデジタル化への考えは?」

      教育部長「平成元年から平成14年まで発行した江別に生きる人々の物語を綴った江別叢書全10巻、江別の史跡や歴史建造物・自然などを案内する江別ガイドブック第1号から第5号、江別に関わる随筆であるえべつの歴史第1号から第14号、えべつ昭和史、新江別市史などがある。これまで発刊したものは冊子での発刊を前提としておりデジタル化に至った書籍はないが、情報図書館では絶版になったものを含めて貸し出しており歴史的文化的に価値のある資料の減失を防ぐためデジタル保存を検討したい。」

      岡「これらの地域資料を電子出版又は電子書籍貸出をしていく考えは?」

      教育部長「電子書籍は基本的な仕様が統一されていないことが大きなハードルとなっている。電子出版については、冊子の在庫を抱えているし、寄稿された著作者から改めて許諾を得る必要があるため早期の実現は難しい。電子書籍貸出は、貸出運用システムの開発などが必要となり他市や電子書籍の普及状況を見守りながら検討を進めたい。
      今後出版するものについては電子化への応諾を取るとともに、電子化に備えていく。時代は猛烈な勢いで変化しているので、様々なハードルはあるが電子書籍について前向きに検討していきたい。」

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