1/16、生活福祉常任委員会の所管施設調査により、完成間近のメガソーラー発電所の視察が実施されました。
昨年、市が環境クリーンセンターの敷地を公募し、昭和シェル石油の100%子会社であるソーラーフロンティアと帯広に本社がある道東電機で構成される江別メガソーラー発電事業連合体との間で合意が取り交わされていたものです。
発電所名称は、江別ノーザンフロンティア発電所で、敷地面積38000平方メートル、定格出力1560kW、年間予想発電量185万kWhとなっています。2月中に売電を開始する予定です。
環境クリーンセンターから見たメガソーラーシステム
良く見かける太陽光パネルは青っぽい色ですが、ソーラーフロンティアのパネルは黒いです。一般的なシリコン系ではなく、銅・インジウム・セレンを使用したCISという太陽電池とのことです。シリコン系に比較して、性能が良いと言われています。
雪への対策のため、太陽光パネルの角度は45度、パネルまでの架台の高さは約180cmになっています。
この日は明け方までまとまった降雪がありましたが、視察した午後にはほとんどの雪は太陽光パネルから落ちていました。
太陽光パネルは気温が低い方が発電量が多くなり、地面の雪の反射もあるので、積もった雪が落ちてしまえば夏場よりも多くの発電量が見込めるとのこと。また、夏場は風が強い方が太陽光パネルの冷却になるので発電量があがるとのことで、意外と江別の気候にマッチしているかもしれません。
太陽光パネルから発電される直流を電力会社へ繋ぐための交流にする、パワーコンディショナー(パワコン)という装置。
つい、太陽光パネルの発電効率ばかりに気を取られますが、太陽光発電システムにとっては、このパワコンの効率というのも大変重要とのことです。
江別が選ばれたのは、環境クリーンセンターが隣接しており、そのまま展望台になるということもあったようです。今後、市と協力して、環境クリーンセンター内に環境学習と展望見学エリアをつくっていくことになっています。
環境学習に加え、各団体などから多くの視察が見込まれる施設になると予想されます。