2/18、第一回定例会(3月議会)に向け経済建設常任委員会と生活福祉常任委員会が開かれました。
○各委員会の議題一覧(PDFファイル)
経済建設常任委員会生活福祉常任委員会○経済建設常任委員会
1. 橋梁長寿命化修繕計画
市が管理する橋は人道橋を含めて155橋ありますが、今後10年間の修繕計画がこの度新たに策定されました。点検で調査した健全度と橋の利用状況による重要度から判断した46橋について、今後10年で約7.5億円をかけて修繕していく方針です。
尚、155橋のうち、1960年代に建設されたものが15橋、1970年代が36橋、1980年代が69橋、1990年代が24橋、2000年代が11橋となっています。
2. 江別の顔づくり事業の進捗状況
・連続立体高架事業
H24年6月に野幌駅新駅舎が全面完成しH24年度で事業完了となります。
・街路事業
高架下を通る歩道である白樺通仮歩道がH24年11月に開通、7丁目歩道がH25年1月に開通し、H25年3月に高砂地下歩道が開通予定です。野幌駅東側の高架下駐輪場がH25年4月から供用開始予定です。
・区画整理事業
H24年度見込みの進捗は、事業費ベースで33%、仮換地指定数で64%(71筆/全111筆)、物件移転数で42%(39件/全92件)となっています。
H24年10月からは鉄西線の電線地中化等の工事、H25年1月からは野幌駅北口広場のロードヒーティング用の地中熱ヒートポンプ工事が始まっています。
・商業等活性化事業
H24年10月に8丁目沿道地権者を中心に建築協定とまちづくり協定が締結され、11月から野幌商店街建築協定運営委員会が発足しています。建築協定では、8丁目及び鉄西線に面する1階の用途については、共同住宅などを除き住宅以外とすること、外面の2.8以下の部分の全部又は一部について地場産レンガタイルを使用することの2項目が盛り込まれています。
3. フード特区
食品の機能性表示の特例措置がH25年4月から認められることになりました。食品に対して臨床試験が行われ、学術誌に論文が掲載されたもので、道内で加工された食品について、健康に対する科学的な研究が行われたことを示す文言と認定マークを表示して良いことになります。
トクホ(特定保健用食品)みたいなものになりますが、より認定がされやすくなると言えます。市内企業の食品では臨床試験まで行われたものはありますが、論文になったものはまだありません。特例措置ができたことで、今後の商品開発が期待されます。
また、昨年11月の第4回特区計画において、市内企業の肥料製造の整備投資について投資税額控除が認められています。
4. 工業団体内の企業動向
RTNパークに立地していた京セラクリスタルデバイス北海道が昨年12月に三笠へ移転、跡地利用についてはまだ決まっていない状況です。
第一工業団地の旧LIXIL江別工場跡地に、札幌の仮設資材賃貸業者の早川商事が立地することが決定。資材倉庫、事務所として利用し約50名規模の従業員数となる予定とのことです。
○生活福祉常任委員会
1. 消防署江別出張所への救急隊24時間配置
市内には現在3隊の救急隊が配置されていますが、H25年4月より消防署江別出張所の救急隊をこれまで昼間だけの配置だったものを、24時間配置とすることとなりました。夜間における江別地区への救急隊の到着時間の短縮が見込まれています。
2. 冬季節電対策中間報告
市関連施設では12/1から3/末までの間、冬季の節電の取り組みを行っています。昨年12月の全115施設の結果が報告され、比較対象の一昨年度のH22年度対比で0.7%の電力量が削減されたことが分かりました。
目標は7%の削減ですが、月平均気温がH22年12月は-1.0度だったのに対し、H24年12月は-5.0度と気温が低かったこと、大きな電力を使う環境クリーンセンターにおいて定期整備により自家発電装置を動かせなかったことが削減幅が小さい要因となっています。
やはり、北海道では夏季に比べて冬季の節電が難しく、如何に気温に影響されるかが分かる数字になっています。
3. 第2期特定健康診査・特定保健指導実施計画
H20年に策定した特定健康診査等実施計画が計画期間の5年を終了し、H25年から2期目の5年間の計画が立てられます。
メタボ検診とも呼ばれていたもので、生活習慣病を予防するために、40歳〜74歳の健康保険加入者が対象になりますが、市としては国民健康保険に入っている人に対して保険者として健康診断を実施しています。
検診の受診率と保健指導の実施率を向上させていくことが求められていますが、H24年度の特定健診対象者20169人に対し受診率24%、特定健康保険指導対象者621人に対して実施率24%となっています。今後、5年間で50%に引き上げていくことが目標として示されています。