江別市議会議員 岡英彦のブログ

江別市議会議員、岡英彦のブログです。
2023/5/1より4期目の任期を迎えています。
H25年12月議会(第四回定例会)初日
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    12月議会(第四回定例会)が11/27からスタートしました。
    前回からの継続審査分を含め請願と陳情が8件出てきています。

    ○初日に決まった案件
    1. えべつ未来づくりビジョン(第6次総合計画)の基本的構想部分
    10月から11月にかけて特別委員会で審査されていたものです。
    討論では、当たり障りのない内容であり意欲に欠けている、市民参加の策定過程を評価、組織体制を柔軟なものにする必要がある、今回の一覧の議論の情報共有を進める必要があるなどの意見が出され、共産党議員団を除く賛成多数で可決されました。

    2. H24年度決算
    ・一般会計決算、国民健康保険特別会計決算、後期高齢者医療特別会計決算、介護保険特別会計決算は共産党議員団を除く賛成多数で認定。
    ・基本財産基金特別会計は全員一致で認定。

    3. 補正予算
    過年度還付金1545万円など4195万円の補正。

    4. その他
    専決処分の報告(車両事故による損害賠償19万8476円)
    専決処分の報告(市営住宅の明け渡し訴訟の訴え)
    人権擁護委員候補者の推薦


    ○今議会の委員会審査案件
    ・経済建設常任委員会
    企業立地等の促進に関する条例の制定(企業立地促進のための助成措置を図るもの)
    指定管理者の指定(勤労者研修センター、大麻中町駐車場、飛鳥山公園など)

    ・生活福祉常任委員会
    暴力団排除条例(暴力団の排除の施策等に関するもの)
    火災予防条例の一部改正(法令の改正によるもの)
    指定管理者の指定(ふれあいワークセンター、葬斎場、大麻集会所)
    「年金2.5%の引き下げを中止するとともに、年金を毎年引き下げるマクロ経済スライドは廃止することについて」の陳情
    「保険でよい歯科医療の実現を求めることについて」の陳情
    「容器包装リサイクル法を改正し、発生抑制と再使用を促進するための法律の制定を求める意見書の採択を求めることについて」の陳情

    ・総務文教常任委員会
    職員の給与に関する条例及び企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正(再任用職員の給料の格付けに関するもの)
    個人情報保護条例の一部改正(事務の再委託に関する規定の整備)
    指定管理者の指定(公民館など、体育館など、あけぼのパークゴルフ場、森林キャンプ場)
    「すみやかに『江別市市民参加条例』を制定すること」を求める請願(前回の議会から継続して審査されているもの)
    「現在停止している泊原子力発電所の再稼働並びに高レベル放射性廃棄物処分場に関することについて」の請願
    「4月からの消費税増税中止を求めることについて」の陳情
    「希望する教職員全員の再任用と、必要な道府県への交付税措置を国に求める意見書提出を求めることについて」の陳情
    「教育費無償化の前進を求める意見書の提出を求めることについて」の陳情


    ○今議会予定
    11/27(水) 10:00〜 本会議初日
    11/28(木) 10:00〜 総務文教常任委員会
    11/28(木) 13:30〜 生活福祉常任委員会
    11/29(金) 10:00〜 経済建設常任委員会
    12/2(月) 委員会予定日
    12/3(火) 委員会予定日
    12/6(金) 10:00〜 一般質問
    12/9(月) 10:00〜 一般質問
    12/10(火) 10:00〜 一般質問
    12/12(木) 13:30〜 本会議最終日


    ○今回の一般質問
    岡は、12/6(金)の4番目のスタートになりました。
    地方分権改革で進められた内容について市の考え方を問う質問をします。

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    H25年12月議会(第四回定例会)前の委員会
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       11/14,15に第四回定例会に向け各委員会が開かれました。また、これに先立ち11/7には新たに建てられました新栄団地A棟の調査のため経済建設常任委員会が開かれました。

      ○各委員会の議題一覧(PDFファイル)
      経済建設常任委員会
      生活福祉常任委員会
      総務文教常任委員会

      ○経済建設常任委員会
      1. 新栄団地A棟竣工
       鉄筋コンクリート造6階建て 48戸
       (3LDK18戸、2LDK18戸、1LDK12戸)
       総工事費8億3969万円(H24年8月着工、H25年11月竣工)

       新規募集は子育て世帯向け3LDKの6戸です。家賃は2万8千円から5万7千円の範囲で世帯収入により決定されます。11/1〜 募集案内配布、11/12〜11/18まで受付、11/20抽選、12/7以降入居の予定となっています。また、既存入居者42戸の移転は年内に完了予定

      2. 農業関係各種計画の策定
       鳥獣被害防止計画
       H25年から3ヵ年の計画でアライグマ、エゾシカ、キツネ、鳥類による農業被害の軽減を目標とする計画です。近年特にエゾシカによる被害が増えており、わなによる捕獲の頭数の増加を目指します。
       H24年度被害面積14.18ha、被害額243万円。

       食育推進計画
       H23-H25の第1次計画を受けH26-H30までの5年間の計画を定めます。健康都市えべつの実現のために、規則正しい食習慣を身につける、安全安心な食材を使って豊かな食生活を実践するなどが目標とされています。11/11〜12/10までパブリックコメントが実施されます。
       H24年調査の朝食を毎日食べない人の割合(13〜19歳)22.4%

       農業振興計画
       H26-H30までの5年間の江別市の農業行政の方向性などを定めるものです。素案づくりが進められており、農畜産物の高付加価値化、地産地消の推進などが基本的事業に、農業と2次・3次産業との連携による広域的な展開、地域資源の活用による観光の振興が重点的・集中的事業にあげられています。
       H22年調査の1経営体あたり耕地面積16.8ha、H25年調査の300万円以上の農業所得を得ている経営体は52%。

      3. 都市と農村の交流拠点施設建設基本構想
       旧江北中跡地の活用について検討されていたものの基本構想案ができあがってきました。食と農により学びと活力を生み出す新たな体験・交流施設がコンセプトとなっており、食育拠点、観光や交流拠点、グリーンツーリズム情報発信機能、地域活性化機能が求めれるとして、50人規模の調理実習室や研修室をつくることが考えられています。
       今後現在を確定しパブリックコメントを行い、1月下旬に基本構想が確定する予定です。

      4. 土地区画整理組合の現状
       市内で唯一事業が継続中の中央土地区画整理組合ですが、9月末現在で777区画中738区画が売却され、残り39区画となっています。H25年度内終了を目指していましたが、難しい状況となっており、期間延長に向けた協議が進められる方向です。

      5. 水道事業・下水道事業の中期経営計画
       H26-H30年度までの水道・下水道の中期経営計画案がまとめられました。総合計画で見込まれた人口推移をもとに、今後緩やかに給水人口が減っていく計画となっています。また、今後5年間の主要な設備投資についてもまとめられています。12/2〜1/6にかけてパブリックコメントが実施されます。


      ○生活福祉常任委員会
      1. 夏季節電の取り組み結果
       7/1〜9/30までの市の節電対象全115施設の電気使用量は544万kWhとなり、H22年度対比12%の削減となり、浄化センター、市立病院、環境クリーンセンターなどの主要11施設では354万kWhとなり、H22年度対比13.4%削減されています。昨年度の15%削減よりは削減幅は減少していますが、目標としていたH22年度対比11%削減は達成されています。
       尚、今冬も12/1〜3/31までH22年度対比6%削減を目標に115施設で節電の取り組みが実施されます。

      2. つくし保育園の民営化と白樺・若草乳児保育園の統合園用地
       来年度より民営化が計画されているつくし保育園について、来年度からの委託事業者が、市内であけぼの幼稚園と認定子ども園のびのび保育園を運営している増山学園と決まりました。民営化後数年先には東光保育園と統合し、新しい園舎を建てる方向となっています。
       また、白樺保育園と若草乳児保育園は統合し新しい園舎を建てる計画となっていますが、統合園用地を10丁目通り沿いの野幌住吉町とし用地を取得することが決まりました。


      ○総務文教常任委員会
      1. 統合校の学校名募集
       平成28年に開設予定の江別小と江別第三小の統合校の学校名について、12/10〜1/31まで広くアイデアが募集されることとなりました。どなたでも応募できます。ただし、応募された数によって学校名が決まるわけではなく、募集されたアイデアをもとに統合校準備委員会で学校名案が選定されます。

      2. 証明書のコンビニ交付と市税等のコンビニ収納
       来年4月から住民票の写し、戸籍全部事項証明書、戸籍個人事項証明書、戸籍附表の写し、印鑑登録証明書、所得証明書、課税証明書が全国のセブンイレブン、ローソン、サークルKサンクス、ファミリーマートで交付可能となります。年末年始等を除き午前6時30分から午後11時まで利用可能です。ただし、サービスを利用するには住民基本台帳カードが必要となります。各種証明書の発行手数料は窓口交付と変わりません。
       あわせて来年4月から市税・道民税、固定資産税・都市計画税、国民健康保険税、軽自動車税、介護保険料、後期高齢者医療保険料、保育料、市営住宅使用料、奨学金返還がセブンイレブン、ローソン等にセイコーマート、スパを加えた各種コンビニで可能となります。

      3. 防災訓練
       H25年度も各種防災訓練が実施されています。
       9/1、豊幌地区の防災訓練と市民体育館を利用しての防災フェスタの開催。18団体500名が参加。水害を想定しバス2台を使った避難訓練を実施。
       10/5-6 見晴台自治会による避難所運営訓練。7団体150人が参加。対雁小を使った宿泊を伴う避難所運営訓令を実施。
       今後、11/16に札幌市厚別区と連携した大麻地区の避難所運営訓練、11/21に防災セミナー、2月上旬に職員災害図上訓練が予定されています。

      4. H24年度財務諸表
       この時期に毎年公表されている総務省方式改訂モデルによる貸借対照表、行政コスト計算書、資金収支計算書が公表されました。民間企業のBS、PL、CF計算書にあたるものです。
       公営企業会計などを含めた連結貸借対照表の有形固定資産は土地631億円、建物・構築物1882億円あります。減価償却累計額は1165億円となっており、資産老朽化比率は38.2%と計算されます。

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      総合計画特別委員会
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        10/8〜11/11までの間、H26年度からスタートする10年間の総合計画である「えべつ未来づくりビジョン(第6次総合計画)」の審査のため、総合計画特別委員会が集中して開かれました。

        第5次総合計画では、政策(7本)-施策(31本)-基本事業-実施計画のピラミッド形式になっていましたが、えべつ未来づくりビジョン(第6次総合計画)では政策(9本)-基本方針(25本)にえべつ未来戦略(4本)が加わる2部構成の内容に変更されています。

        これまでの政策-施策の部分が、「まちづくり政策」という形でまとめられ、その中でも組織横断的・重点的に取り組むものが「えべつ未来戦略」という形でまとめられていることになります。

        これまでの基本事業-実施計画の部分は、各分野で策定されている個別計画で対応することとし、個別計画が策定されていない分野では施策展開方針をとりまとめる方向が示されています。


        ○将来都市像
        第5次総合計画では「人が輝く共生のまち」でしたが、えべつ未来づくりビジョン(第6次総合計画)では、「みんなでつくる未来のまち えべつ」とされています。
        全ての人が協力してまちづくりを進めるという意味合いとのことです。


        ○基本理念
        第5次総合計画ではキーワード的にはあげられておりませんでしたが、今回は「安心して暮らせるまち」、「活力のあるまち」、「子育て応援のまち」、「環境にやさしいまち」の4つがあげられています。市長の市政執行方針では毎年、このようなキーワードがあげられています。


        ○まちづくり政策
        政策
        第5次総合計画では7つにまとめられていましたが、今回は自然・環境、産業、福祉・保健・医療、安全・安心、都市基盤、子育て・教育、生涯学習・文化、協働、計画推進の9つがあげられています。都市基盤と子育て・教育の2つが新たに切り出された形となっています。

        基本方針
        第5次総合計画では31本の施策にまとめられていましたが、今回は、取り組みの基本方針という形で25本にまとめられています。
        01 自然・環境
           人と自然の共生、循環型社会の形成
        02 産業
           都市型農業の推進、商工業の振興、観光による産業の振興
        03 福祉・保健・医療
           地域福祉の充実、健康づくりの推進と地域医療の安定、障がい者福祉の充実、高齢者福祉の充実
        04 安全・安心
           安全な暮らしの確保、地域防災の向上、消防・救急の充実
        05 都市基盤
           市街地整備の推進、交通環境の充実
        06 子育て・教育
           子育て環境の充実、子どもの教育の充実
        07 生涯学習・文化
           生涯学習の充実、ふるさと意識の醸成と地域文化の創造
        08 協働
           協働のまちづくりの推進、国際交流の推進
        09 計画推進
           自主・自立の市政運営の推進、透明性と情報発信力の高い姿勢の推進、男女共同参画による市政運営の推進

        いずれも行政の分野を大まかに分けて基本的な事項を記している範囲のもので、具体的な事業については個別計画で対応することとなっています。


        ○えべつ未来戦略
        これまでの政策-施策の体系から切り出して、前半5年間で組織横断して重点的・集中的に取り組んでいくものが4つ示されています。えべつ未来会議で議論された点が最も出ている部分と言えます。

        戦略1 ともにつくる協働のまちづくり
        今回の総合計画の大きなキーワードが協働となっています。多様な主体が協働するまちづくり、大学が活躍するまちづくりの2点が戦略プロジェクトとして具体的な展開を進めていくとされています。

        戦略2 えべつの将来を創る産業活性化
        産業間連携等による産業の活性化、農業と2次産業・3次産業との連携による広域的な展開、雇用の創出と人材育成の支援、地域資源の活用による観光の振興の4点が戦略プロジェクトとされています。

        戦略3 次世代に向けた住みよいえべつづくり
        社会全体で子どもを産み育てる環境づくり、駅を中心とした暮らしやすいまぢつくり(えべつ版コンパクトなまちづくり)の2点が戦略プロジェクトとされています。

        戦略4 えべつの魅力発信のシティプロモート
        ニーズにあわせた効果的な情報発信が戦略プロジェクトとされています。


        委員会での議論では、目指すべき方向があいまい、方向性が分からない、これまでの評価・点検が不十分、策定過程でこれまで以上に多様な意見を取り入れた市民参加を評価、協働の概念の意識啓発が必要、戦略テーマの取り組みを期待、分かりにくい言葉などは分かりやすい説明が必要、子育てを戦略としたことに期待などの意見が出されました。

        | 岡英彦プロフィール | - | 18:07 | comments(0) | trackbacks(0)

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