6月の本会議に向けて各常任委員会が開かれました。
主なトピックをご紹介します。
江別市議会facebookページにおいて次第を確認できます。
〇経済建設常任委員会
1. 住宅取得支援事業補助金の利用実績
2016(H28)年度から開始された条件を満たす住宅購入者に最大50万円が補助される制度です。
本制度に関する市のホームページはこちら
利用者 市外利用者 転入者 補助額
2016年 150世帯 73世帯 314人 3990万円
2017年 218世帯 80世帯 368人 5920万円
2018年 216世帯 93世帯 383人 5730万円
本制度が江別転入の決め手になったという利用者も多いとのことで、ここ3年の人口の社会増に効果があったと言えそうです。本事業には今年度も7000万円の予算が付いています(うち3500万円はふるさと納税による寄付金を利用します)。
来年度以降は本年度までの4年間の結果を検証した上で、制度の継続や予算額について検討がなされる予定です。
2. ホテルリボーン野幌と市民交流施設
野幌駅周辺再開発事業の一環として、野幌駅南口の市有地3121平方メートルを定期借地として民間企業(クリーンハウスグループ)に貸し出し(年額576万年)、ホテルを誘致するとともに市民交流施設を民設民営で建設するものです。2月に着工しており12月オープン予定です。
ホテルは5階建て65室宿泊可能人員133人で市民公募により「ホテル リボーン野幌」という名称に決まりました。
市民交流施設は平屋建534.4平方メートル、現在イオンタウン江別2階の市民活動センターと国際センター、野幌鉄南地区センターの証明交付窓口が移転し、観光案内と図書貸し出しが新たな業務として市民活動センターに委託される予定です。
ホテル側には26台、市民交流施設には30台の駐車場が設置される予定です。
市が払う市民交流施設の賃貸契約料は年額2664万円となっています。
〇生活福祉常任委員会
1. 市立病院2018(H30)年度の決算概要
市立病院の昨年度の決算概要が出ました。
純損失 11億4134万円、累積赤字額 101億1024万円、不良債務額14億1655万円となり、直前の3月に想定していた数字よりも更に悪化しています。今回は概要が報告されたのみで、決算書に基づいた具体的な審査は9月議会の決算特別委員会で実施されます。
2. プレミアム付き商品券
10月からの消費税増に伴う影響緩和のため今年度の住民税非課税世帯と3歳未満の子どもがいる世帯に最大で2万円購入すると2万5千円分の買い物ができる商品券が発行されるものです。国の事業として実施されます。
江別では住民税非課税27000人と子育て世帯2700人が対象となります。
7月中旬以降対象者にお知らせが届き、10月以降買い物に使える予定です。
〇総務文教常任委員会
1. 部活動のガイドラインの策定
昨年スポーツ庁と文化庁において中学と高校での部活動の在り方に関するガイドラインが策定されたことを受けて、江別市においても部活動のガイドラインを策定しようとするものです。
10月までに市のガイドラインを策定し、その後、各学校にて活動方針を策定し来年度から実施予定です。
2. 江北地区デマンドタクシーの利用実績
昨年12月より開始されている江北地区における乗り合いタクシーを利用したデマンド型交通の昨年度の利用実績が報告されました。
運航便数128便、予約可能便における実際の運航便数の割合35%、延べ利用人数196人、乗合率1.53人となっています。
※ 江別市議会では年4回の本会議の前に必ず各常任委員会が開催されます。
※ 常任委員会では議案の審査の他に、市の各部局からの報告を受け質疑を行います。市に関連する大きな話題については、ほぼ報告されますので常任委員会をウォッチしていれば市の現状や課題を理解しやすくなります。