江別市議会議員 岡英彦のブログ

江別市議会議員、岡英彦のブログです。
2023/5/1より4期目の任期を迎えています。
議会運営に関する検討課題(2019-2021)その1
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    議会運営に関する課題については、議会運営委員会の中で議論されることになっています。
    委員会の任期の前半2年と後半2年に各会派から課題を出し合い、検討を行います。

    今回、前回から申し送りされている課題に加えて、新たに検討する課題が出そろいました。


    〇議会の情報化についての研究・検討
    2019年(平成31年)3月に「タブレット端末導入に向けた検討結果及び今後の検討課題について」という報告書が前回の議会運営委員会から申し送りされており、ICT化を進める方向が示されています。

     

    〇予算・決算の審査方法について
    予算特別委員会と決算特別委員会について常任委員会化の方向で一致していますが、任期や定数について引き続き協議が必要とされています。

     

    〇議会モニター制度について
    公募・推薦により市民から議会モニターを募集し、議会について提言を頂くという案をもとに引き続き協議が必要とされています。

     

    〇市議会における業務継続計画(BCP)について
    災害時の議会・議員の行動指針についての計画を制定しようとするものです。

     

    〇陳情審査における陳情機会について
    現在、請願にのみ認められている請願者の委員会での陳情機会の確保について、陳情においても認めようとするものです。

     

    〇交渉会派のあり方について
    現在3名となっている交渉会派の人数を2名に変更しようとするものです。

     

    〇議員報酬等、定数のあり方について
    議員報酬、定数について検討しようとするものです。

     

    〇所管事務調査における調査テーマの設定について
    任期の2年目の秋に実施する議会運営委員会における他市への所管事務調査について、任期当初から一貫したテーマを設定し研究しようとするものです。

     

    〇請願及び陳情の採決について
    これまで慣例として実施されている趣旨採択を廃止しようとするものです。

     

    次回以降、具体的な協議が行われていきます。

     

    | 岡英彦プロフィール | 議会改革 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0)
    令和元年6月議会(第二回定例会)の予算特別委員会
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       今年は市長の改選期に当たったため、3月の当初予算は骨格予算と呼ばれるものとなっており、6月議会で市長方針を反映した肉付けの補正予算が提出され審議されます。ただ、現実的には肉付け部分の予算はほとんどないのが実態です(補正予算の総額約4億円、内1.3億は体育館改修費、1.1億は基金への付け替えで実質的な支出ではない)。

      ○市立病院の外部委員会

       経営体制を含む市立病院の根本的あり方について外部委員会を設置し諮問するものです。1月のシンポジウムでの市民意見や3月の議会の市立病院・地域医療検討特別特別委員会の報告内容を受け今回提案されることとなりました。

       外部委員会の構成員は、医師看護師等の専門職、市内医師会からの推薦者、公認会計士、行政機関職員、市内団体関係者、公募市民2名など15名程度を予定しています。これまで定期的に市立病院の経営チェックおこなってる現在の経営健全化評価委員会の有識者3名については、外部委員会に加わって頂くことを予定しています。8月頃から年度内に10回程度の開催を予定しており、年度内に答申を出して頂く予定です。
       直近の経営状況に基づく経営改善策についても議題となるとのことで、答申が出る前でもできることは実施していくとされています。市内で必要な医療は何か、必要な医療をどのように提供するか、医療の提供に市としてどこまで関与するかといった根本的な問題を議論する機会ができることになります。一方、今年度の収益不足による収支バランスの改善策も同時に議論する必要があり、今年度中に実施しなければいけない直近の対応と今後のあり方の中期的な議論を行うという難しい対応が求められることになります。


      〇兵村4丁目通、元江別中央通の整備
       元江別地区で現在進んでいる宅地造成に伴い、4丁目通と元江別中央通を整備するための調査を行います。4丁目通りは既存の道路への歩道の追加などになりますが、元江別中央通は5丁目から3丁目までを新たに整備することになります。今後、令和8年までかかる事業となる予定です。


      〇外国人技能実習生等の地域共生支援事業
       外国人技能実習生等を受け入れている企業への訪問相談と日本語教室を開催するものです。
      尚、6/1現在、市内で外国人技能実習生の在留資格のある方はベトナム188人、中国34人、ミャンマー17人に合計188人となっています。外国人技能実習生を受け入れている企業の正確な数は把握できるものがありませんが、企業へのヒアリングによると10数社程度と想定されています。


      〇空家等対策推進事業
       特定空家の解体費用の補助を行うものです。最大30万円が補助される制度です。現在市内の空き家は300棟ほどと推計されており、この4月には2棟が特定空家に指定されています。今後空き家の流動化に向けて、不動産協会と協定を結び空き家の情報を連携できるように進めていくことが予定されています。

       

       

      | 岡英彦プロフィール | 予算決算 | 18:28 | comments(0) | trackbacks(0)
      H30年6月議会(第2回定例会)の一般質問
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        6/17に4年半ぶり29回目となる一般質問を行いました。

         

        議事録を見てもらう方がニュアンスを掴めると思いますので議会の議事録よりご確認ください。

        また、約1年間は議会のインターネット中継の録画をYoutubeからご覧いただけます。

         

        1. 江別とはいかなるまちなのか

        岡:ここ数年の社会増の動きなどを見ると、江別は札幌圏の中の良好な住宅街として持続していく方向が見えたと思うが、江別のまちの特性をどのようにお考えか?

        市長:えべつ未来づくりビジョンでは、江別市が持つ特性について整理する中で、工業や商業など産業活性化の視点からは、大消費地の札幌市と隣接している点、さらには道内主要都市と結ばれた幹線道路に着目し、産業活性化の拠点としての潜在能力を挙げております。さらに、住宅という視点からは、交通利便性のほか、周辺部には北海道立自然公園野幌森林公園や農地など、豊かな自然が広がっており、緑に囲まれた住環境があることを示しております。
        これらの特色は江別の大変大きな特色であると思っておりまして、札幌市に非常に近いということや、近隣に自然や農地など、すばらしい環境があるということなどを含めたまちづくりを進めるべきだと思っております。

         

        岡:最近の人口の社会増の要因は何か?

        企画政策部長:当市における人口増の要因につきましては、江別の顔づくり事業においてJR野幌駅周辺の整備を進めたほか、企業誘致による雇用の創出や人材育成支援、保育の定員拡大や保育料の独自軽減などに取り組み、就労と子育ての両立支援などの人口減少対策の取り組みのほか、札幌市に隣接するという交通の利便性や豊かな自然環境といった当市の持つ魅力について、シティプロモートを通じて多くの方に改めて認識いただけたことなどにより、大型の宅地開発につながったものと考えております。

         

        岡:単なる住宅地ではない江別の魅力は食と農だと考えるがいかがお考えか?

        市長:ここ数年で多くの方の食に対する認識の醸成が大きく進展していると思っております。市内のさまざまな店舗で市内の農業者の農産物を販売していただくと、そこに食に対するさまざまな農家の方の思いが含まれておりますので、そのことがさらに江別に来て江別の産品を食べようと、そして、江別に触れようという思いになっていただけるものと考えておりまして、これらの流れが徐々にできつつあると思っております。ぜひ、この流れを大事にして次の対応に進めていくことができれば、江別のファンがまたふえるのではないかと思っております。

         

        2. 市立病院の経営について
        岡:経営状態悪化の本質的原因をどのようにお考えか?

        市長;市立病院は、採算性の低い診療機能を担うことが求められていることや、診療報酬制度の改正等に合わせて速やかに給与改正や組織変更を行うことが難しいこと、病院運営に専門的知識を有する人材が不足していることなど、一般的に公立病院に共通するさまざまな問題があるものと認識しております。
        中でも、医師の都市部への偏在が進む中、医師招聘が大きな問題と考えております。現在の市立病院の経営状況が悪化した最大の原因は、診療の基本となる内科系診療科の医師招聘が進んでいないことであると考えております。
        経営の責任または人事管理も含めたさまざまな管理運営の責任にどう対応するかというのは、大変な課題でございまして、今後の我々としては、反省をしながら対策を進めていかなければならない、大きな宿題であろうと思っております。

         

        岡:今後の市立病院のあり方の検討方法は?
        病院事務長:市立病院の地域医療における役割や経営安定化に向けた検討を行うため、市民、医療関係者、市内団体など、幅広い意見をもとに検討する外部委員会を設けたいと考えており、運営に当たっては、市立病院に求められる役割や診療体制、必要とされる医療を継続的に提供するための経営安定化策などの諮問事項について御審議いただき、最終的に提言等を取りまとめていただきたいと考えております。

         

        岡:今年度の収益不足への対応方法は?
        4月の実績に基づく診療収入は、御指摘のとおり予定より減っております。しかし、今、医師招聘に向けて最善の努力をしておりますので、その対応につきましては、いましばらくお時間をいただきたいと思っております。現時点でいつごろまでに、どういう形でお示しするかということはお答えできませんが、早急に示せるような努力をしてまいりたいと考えております。

         

        | 岡英彦プロフィール | 一般質問 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0)

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